活動報告 REPORTS

活動報告

令和元年度 第4回通常総会:総会及び記念講演会

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6月に入ると、秋田県鹿角市は香ㇼ高いアカシアの花の香りで包まれます。
その鹿角市で生まれた北東北小水力利用推進協議会(NOWAC)は今年で設立4年度目を迎えました。
5月29日第4期総会を開催しました。議事は、報告事案2件、3議案で、粛々と進行し、新しい理事、運営委員、監事を選任しました。 お陰様で会員数65名となりました。

第4期NOWAC総会

総会に先立ち、理事会が開催され、そこでは、会員の方々からのアンケートをもとに、協議会運営に関する評価や、 例会運営についての要望や視察地に対する希望、協議会が今後やっていくべき活動や取組テーマについて時間ギリギリまで議論しました。
アンケートには、協議会が、いろいろな仕事をしている個性的な方々、北東北に限らず様々な地域や仕事を持つ方々が集まってきていることに魅力を感じている会員がたくさんいることがわかりました。
また、再生可能エネルギーの様々な発電所の見学を希望している方も多く、再エネの事業採算、蓄電技術や林業や農業や観光等の地域産業への再エネの利活用方法等について勉強したいという希望もありました。
例会に出ると、多くの情報が集まっていて、地域やジャンルを超えて自分の人脈が広がったり、知識の幅が広がったりといったメリットも感じていることがわかりました。
一方、通常は平日午後に開催している例会について、一般の方々にも参画いただけるような企画や休日等の開催の提案もありました。

総会のあとの記念講演は、福島県喜多方市から会津電力株式会社代表取締役社長 佐藤彌右衞門氏にお越し頂き「再生可能エネルギーと地域の自立」というテーマでお話し頂きました。

第4期NOWAC総会

佐藤社長達は、2011年東日本大震災・福島原発事故の後、原子力発電に対し大きな疑問を感じ、CO2を出さない、燃料代の要らない地域の再生可能エネルギーへの転換を目指して2013年会津電力を設立しました。
人、資本、モノ、技術が地元に残り地域の雇用や納税が増えるような地域の自立に取り組んでおられるお話を聞き、私たちの地域でもこうした取り組みができないものかと大きな気づきを頂きました。

恒例の交流会、二次会も佐藤社長を交えて大いに盛り上がりいろいろな立場からエネルギーや地域づくりについて熱い議論を戦わせました。今年度は、視察を増やしていこうという事業計画に基づき、澄川地熱発電所やバイオマス発電所等の視察を計画しています。

これからも篤い思いを抱いて、会員や地域の方々とエネルギーや地域のことについて考え、研究、実践していきたいと思います。今年も北東北小水力利用推進協議会(NOWAC)の活動へのご指導ご鞭撻、どうかよろしくお願いいたします。