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活動報告

令和4年度 第1回例会:視察および勉強会

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8月26日の第1回例会では、オガールタウン地域熱供給サービス事業の視察と、いわて県民情報交流センター アイーナにて勉強会を行いました。

オガールタウン地域熱供給サービス事業の視察では、岩手県フットボールセンター2階にて事業内容についてご説明いただいたのち、エネルギーステーションを見学しました。

岩手県フットボールセンター2階にて事業内容についてご説明

同事業では、紫波町内の間伐材から生産された木質チップを主燃料とし、木質バイオマスを使った循環型の地域熱供給を行っています。
供給先はオガールタウン内の宿泊施設、紫波町庁舎、保育園、住宅(46戸)で、総事業費5億円、2012年に事業をスタートし、2014年より熱供給を開始とのことでした。

座学を終え、続いてエネルギーステーションの見学を行いました。
木質チップ焚ボイラーの熱供給能力は500kW(定格)で、チップを定量自動供給して燃焼させ、排ガスと水を熱交換して85度の温水を作り出していました。

エネルギーステーションの見学

座学でも施設見学でも参加された皆さまから さまざまな質問が出され、とても有意義な視察となりました。

その後、盛岡市内のアイーナへ移動し、勉強会を行いました。
まずはじめに、NPO法人環境パートナーシップいわて 森事務局長より「環境学習交流センター」についてご説明いただきました。

県民情報交流センター アイーナにて勉強会

続いて、同じくNPO法人環境パートナーシップいわて 佐々木専務より「今後の地域経済の為のエネルギー施策について」、当協議会 野澤理事より、「心地よく豊かに生き延びるために」と題し、SDGsの根幹をなす世界の水事情についてご講話いただきました。

勉強会

ご説明やご講話を通じ、多くの問題や課題が「知られていない」ことがより大きな問題なのだと学びました。多くの人に伝えていくこと、知ってもらう機会を設けることの大切さは、改めて当協議会にとっても大切なことだと再認識することが出来ました。

新型コロナウイルス感染が拡大している局面でしたが、ご参加の皆様の感染対策を含むさまざまなご協力のお陰で、大過なく令和4年度第1回例会を終えることができました。