設立の趣旨 ESTABLISHMENT

設立の趣旨

豊かな自然に恵まれた北東北は、森林面積が広く大雪も降るために、 その水が流れ下る川や灌漑用の水路網が発達し地域のくらしと密接に結びついています。
また、近隣にあった鉱山では昔から水力発電が盛んにおこなわれていました。それらの水力発電所の殆どは現在も稼働しています。
一方、2011年に発生した東日本大震災では広域エリアで停電が起こり復旧に時間を要し、地域分散型エネルギーのあり方について深く考えさせられました。
そこで、身近かにある河川や農業用水・生活用水を地域エネルギーとして地域社会の人々が、事業化・管理・利活用していく取り組みや、 地域が主体的に地域エネルギーや環境について考える場が必要ではないかと考えました。
そして、北東北の自然環境に適した小水力発電について一般の理解や関心を深め、 地域や地域産業の活性化のために活用できるよう国内外の先進地や専門家の方々に学び地域の人々と共に実践的な検討していくことが重要です。
北東北における地域生活や産業における小水力利用推進の意義を共有することで、 仲間づくりを行い持続可能な地域づくりや環境のあり方や自然条件を活かした未来に繋げる社会エネルギーシステムの構築に向けてより有意な活動を目指したいと考えます。

このため小水力の利活用推進に関する調査研究と普及発展を図ることで、 持続可能な地域づくりと環境保全に寄与する活動を目的として北東北小水力利用推進協議会を設置するものです。