代表よりごあいさつ GREET

代表よりごあいさつ

北東北小水力利用推進協議会 設立発起人代表

株式会社西村林業
代表取締役 西 村 公 一

みなさま、本日は北東北小水力利用推進協議会の設立総会記念講演会にお越しいただきまして有難うございます。
主催者を代表して御礼申し上げます。
私は、十和田大湯で西村林業という林業会社を営む西村公一と申します。
日ごろから林業という仕事を通して豊かな自然に恵まれた北東北は未知なる可能性を持っていると感じていました。
林業を営む者として森林率が高く、その水が流れ下る川や水路も多い北東北は小水力発電の適地であると亡父も私も考えていました。
2012年7月1日FIT「国の再生可能エネルギー買取制度」が施行されて東北に多くの大手水力発電技術コンサル会社や商社が入り込み太陽光発電や風力発電等の事業展開をしましたが、 それは地域に住まう私たちのためにメリットや成果のあるケースは少なく、一部の既得権益者のためのものであることが殆どで、とても残念に思っていました。

そこで北東北の自然環境に適した小水力発電を、地域や地域産業の活性化のために活用できないかと考え、 北東北地域の方々と共に学び実践的な検討をしていく場を創りたいと考えました。
小水力発電に取り組むには、専門的なノウハウや設計・技術の知見が必要です。
それらを先進地や専門家の方々に学び地域に自分たちの小水力発電所を作れたら北東北の活性化のお役に立つのではないかと考えました。
FITの売電収入を地域の山の涵養手入れや地域自治会の運営費等の足しにもできると思います。

また、小水力発電を通して地域の環境や資源やエネルギーについても考えていきたいと思います。
私は、全国小水力利用推進協議会に1年ほど前から入会しており、 北東北で協議会を設立する旨事務局にもお伝えしており国や関係機関等からの情報提供等ご協力を頂くことになっております。
私は、現在鹿角市で小水力発電事業をスタートすべく地域の測量事務所や地区自治会の方々や専門家の方々と準備を進めております。

小水力利用促進協議会では、小水力の活用に関する勉強会や小水力発電所の視察・情報収集・専門家を招いての勉強会や意見交換を実施していこうと考えています。
そして、北東北における地域生活や産業における小水力利用推進の意義を共有することで仲間づくりを行い地域におけるエネルギーのあり方や小水力利用促進方策について考えていきたいと思います。

どうか小水力・エネルギー・環境問題・地域づくりにご関心のある方は、お気軽にご入会ください。
まだまだ未熟な小さな協議会ですが、どうか市民のみなさま、企業・自治体の方々の 温かいご指導・ご支援を賜りますようお願いいたしまして私のご挨拶とさせて頂きます。
ありがとうございました。